はじめに(湘南デンタルケアーインプラントクリニック 重原聡)

近年無歯顎患者のインプラント治療において、肉体的・精神的負担軽減や治療期間の短縮などの観点(ニーズ)から,インプラント埋入後に即時負荷補綴治療が行われるようになり、他施設での報告がされている。また、それに関連付随した術式プロトコール(たとえば傾斜埋入,ガイドサージェリー、フラップレスサージェリー)マテリアルの選択(表面性状、歯根型等)また、より少ないインプラント(Fewer implants)での荷重プロトコールも報告されてきている。しかし無歯顎におけるインプラント治療は条件面だけでもComplex Caseである中で、複雑な術式が加わることによるトラブルが多々報告 されているのも事実である。このようなトラブルを回避するには、より厳密な診査診断、設計、治療計画、臨床術式(外科、補綴)の選択、術後の経過観察、トラブルが起こった際の早期の対応が重要であり,即時荷重を成功に導く鍵でもある.


Komiyama A, Björn K, Margareta H.  Treatment outcome of immediately loaded implants in edentulous jaws following computer-assisted virtual treatment planning and flapless surgery: Clic Oral Implants Res.2008 Jul;19(7):677-85

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新即時荷重のプロトコールを考える  Key of success Immediate loading
 (無歯顎における即時荷重を成功に導くためのプロトコール)

湘南デンタルケアーインプラントクリニック 重原聡